“房総半島 ”を夢のあふれるリゾートエリアに!
東京湾上に“メガフロート”を整備、首都直下地震にも備えます!
◆全体として黒潮の影響を受け、温暖な気候風土と、半島の特徴を大きく受けた観光スポットを、数え切れないほど有する風光明媚な房総半島は、正に〝観光の宝庫〟です。
南房総地域は、近年リタイヤされた方々が暮らすリゾートエリアとしても人気を集めています。
房総半島は、観光面でも定住面でも大きな可能性を秘めた地域ですが、道路・交通網などのアクセス面での問題があり、思うように活性化に至っていないのが実情です。
◆国土交通省港湾局の調査では、平成27年度の外国船の大型クルーズ客船で入国した外国人旅客数は前年比の2.7倍の111.6万人で、国が目標とした平成32年度の100万人を5年前倒しで達成するなど、大きな成果を上げています。
しかし、残念ながら本県の寄港はほとんど無いにも等しく、東京湾で見ても外国船の大型クルーズ客船の寄港は、横浜港が全国の港の7位、日本船も含めると博多港、長崎港に次いで3位となっています。
◆観光立県を目指す千葉県においても、大型クルーズ客船の寄港は、寄港地を中心に一度に多くの観光客が訪れ、グルメやショッピングなどの地域での消費者需要を大きく喚起する上でも重要で、房総半島の活性化を図る意味でも重要な要素です。
◆千葉港は、京葉工業地域の全域にまたがる工業港で日本三大貿易港の一つですが、この使命を損なうことなく東京湾上に人工浮島と言われる〝メガフロート〟を浮かべて、大型クルーズ客船が停泊できる桟橋として活用し、海上から県内の観光地へ中継するプラットホームとしての拠点として活用します。
◆〝メガフロート〟は、国土交通省が平成 10年から13年まで横須賀沖で実証実験を行い、実用化のめどがついたもので、海域の有効利用や、環境への影響も少なく、今後30年以内に70%の確立で起きると言われているM7クラスの〝首都直下地震〟の際も、有効活用できると言われているものです。